世界で活躍するやり投げの北口榛花選手。世界陸上で金メダルを獲得する快挙を成し遂げましたね。
そんな北口榛花選手はやり投げだけではなく、水泳やバドミントンなどでも輝かしい経歴を残しています。
幼少期からスポーツ万能少女として知られ、さらには高偏差値の学校を卒業しているなど、まさに文武両道な人生を歩んできました。
そんな北口榛花選手を育てた両親についても知りたいということで、今回は、
●北口榛花wiki風プロフィール
●北口榛花の学歴と生い立ち!スポーツ万能で天才なエピソード
●北口榛花の大学卒業後の経歴!
●北口榛花は3人家族!両親について
●北口榛花のやり投げ選手としてのすごさや魅力は?
についてまとめました。
北口榛花wiki風プロフィール

●名前:北口榛花(きたぐち はるか)
●生年月日:1998年3月16日
●年齢:25歳 (2023年6月時点)
●出身地:北海道旭川市
●競技:陸上競技
●専門種目:やり投・砲丸投
●最終学歴:日本大学
●所属:日本航空
北海道旭川市に生まれた北口榛花選手は、幼少期からスポーツに打ち込む日々を過ごしていました。
高校時代に初めてやり投げを開始したのですが、すぐにその才能を開花。
今では、やり投げの女子日本記録保持者で、オリンピック及び世界陸上競技選手権の陸上女子フィールド種目における日本人唯一のメダル獲得者です。

高校時代に初めてやり投げをしたにも関わらず、わずか2か月で北海道大会を制覇したんだって!すごいね!
身長と体重は?
北口榛花選手の身長は179㎝。
20代日本人女性の平均身長は約158㎝と言われているので、北口榛花選手は平均身長よりはるかに高身長と言えます。
やり投げはやりを遠くに投げ、飛距離を競う競技ということで、身長が高ければ高いほど、有利ということなのでしょうか。
ちなみに、これまで女子やり投げの決勝に進んだ選手の身長を以下にまとめると、
●マリア・アンドレイチク(ポーランド):174㎝
●マギー・マローン(アメリカ):173㎝
●エダ・トゥースズ(トルコ):173㎝
●呂会会(中国):171㎝
●リベタ・ヤシウナイテ(リトアニア):172㎝
●劉詩穎(中国):179㎝
●キャスリン・ミッチェル(オーストラリア):168㎝
●クリスティン・フソング(ドイツ):186㎝
●マダラ・パラメイカ(ラトビア):183㎝
と、170㎝オーバーの選手がたくさんいることがわかりますが、中でも北口榛花選手も引けを取らないくらいの高身長であることがわかります。



やり投げの選手ってやっぱり高身長が多いのね!
やり投げは高身長も有利である可能性が高そうですが、それ以上に腕力も必要。
ということで、北口榛花選手の体重を探ったところ、86㎏であることがわかりました。
身長179㎝に対し、体重86㎏ということで、普通であれば肥満の域に入るかと思いますが、北口榛花選手の体重のほとんどは筋力なのでしょう。
名前の由来


北口榛花選手の「榛花」という名前には、由来があるとのこと。
その由来について探ってみたところ、菓子作りに欠かせないヘーゼルナッツの和名『榛(はしばみ)』に由来していることが判明。
名付けたのは北口榛花選手の父親の幸平さんで、パティシエをしています。
『榛』も娘の榛花さんも自分にはなくてはならない存在、大切な存在ということで名付けられたのでしょうね。
感情表現が豊かで笑顔も可愛いが、筋肉もすごい!
北口榛花選手は投擲の選手だけあって腕周りの筋肉もすごいですよね。


それでいて笑顔と喜び方がとても可愛く愛嬌たっぷりな北口榛花選手。
『可愛い!』と話題になることがたびたびあります。


天真爛漫で感情表現が豊かということから、北口榛花選手の虜になる視聴者も多いんですよね。





ほんとに表情豊かで、この姿を見るだけで、北口榛花選手の気持ちが一目瞭然だよね!



そうね!可愛いと言われている理由に納得!
ブダペストで金メダルを獲得した際にも喜びを全身で表現していました。


引用:yahooニュース
これも北口選手の魅力の一つですよね。
北口榛花の学歴と生い立ち!スポーツ万能で天才なエピソード


北口榛花選手の最終学歴は大学です。
幼少期からスポーツ少女だったということもわかっているので、ここからはより詳しい学歴や生い立ちについて紹介していきます。
●2001年3歳:水泳を開始
●2004年6歳:北海道教育大学附属小学校入学(バトミントンを開始)
●2010年12歳:北海道教育大学附属中学校入学
●2013年15歳:北海道旭川高等学校入学(陸上競技・やり投開始)
●2016年16歳:日本大学入学
幼少期
1998年3月16日に誕生した北口榛花選手は、3歳の頃から水泳を開始。
3歳から水泳を習わせた理由について、父親の幸平さんは、
妻も172㎝でバスケ経験者。だから、もともと榛花にもバスケをと思い、体作りのために幼少期から水泳をさせました。小学校の頃には少しミニバスもしていたのですが、バドミントンに興味を持ってしまったようです。
と語っています。
私はバスケミニバス3ヶ月しかやってなくて。身長と同じくらいのドリブルついてるレベルですが🤣
— 北口榛花 harukaKitaguchi (@giant_babyparu) October 3, 2021
(この頃から同学年では大きいです)
小さい頃からバスケは見てきて、今でも解説なしで細かいことはわからないけど。観るのは大好きです。
これからも応援します📣 pic.twitter.com/dwsxb71Jt1



父親の幸平さんも身長182㎝で学生時代からバスケットボールをしていたんだって!



両親揃ってバスケ経験者だったから北口榛花選手にもバスケをさせたかったんだろうね!
しかし、北口榛花選手はバドミントンに夢中になってしまうことになるのでした。
旭川小学校:小学生時代のエピソード


北口榛花選手の出身小学校は『北海道教育大学附属旭川小学校』です。



この学校は小中一貫校の私立学校で、北海道教育大学の付属機関だから、教育実習が多いんだって!
小学校時代には水泳両立させて父親の幸平さんと一緒にバドミントンを開始。
実は北口榛花選手は、幼少期からオリンピック夢見ており、
ボランティアでもどんなかたちでもオリンピックに関わりたい
という思いが幼心に芽生えていたのです。
そんな秘めた目標もあり、メキメキと上達をした北口榛花選手は、バドミントンの全国大会に出場するまでの腕前になりました。
また、団体戦では全国小学生バドミントン選手権で優勝し、2009年の全国小学生ABCバドミントン大会シングルス3回戦では、五輪代表の山口茜選手と対戦することに。
当時のことを、
その当時から山口選手は凄く有名な選手だったので、1点でも多く取れればと思って、点を取れたら凄く嬉しかったです。
と話していました。



水泳と両立させながらバトミントンでも全国大会に出場するなんて運動神経も凄まじかったんだろうね!
旭川中学校:中学時代のエピソード
小学校を卒業した北口榛花選手は内部進学で『北海道教育大学附属旭川中学校』に入学。



この中学校は有名な進学校で、受験の倍率は7倍なんだって!
中学時代も水泳とバドミントンの二束のわらじ状態だった北口榛花選手。
水泳では全国大会へ出場し、中学2年生の2011年に行われた『第30回北海道中学校新人バドミントン競技選手権大会』では、女子シングルスの推薦選手に選出されています。



この大会の参加資格は『全道中体連個人戦シングルスで2回戦を勝ち抜いた1・2年生、または全道ジュニア南・北で1位、2位の者』なんですって。そんな大会に推薦選手として選出されるなんて、相当強かったんでしょうね!
水泳とバドミントンで全国に名を残した北口榛花選手は、高校へ進学するのですが、そこで今後の人生を決めることになるやり投に出会うのでした。
旭川東高等学校:高校時代のエピソード


中学校を卒業した北口榛花選手は『北海道旭川東高校』に進学しました。



この高校も有名な進学校で、偏差値66!北口榛花選手は推薦などではなく、自力で入学したんだよ!スポーツもできて勉強もできるなんてほんとかっこいいね!
高校に入学した北口榛花選手は、これまで水泳やバドミントンに打ち込んできたのですが、中学時代のバドミントン部の先輩は同じ高校に進学し、陸上部のマネージャーになったことをきっかけに、当時顧問だった松橋昌巳先生に、北口榛花選手を推薦。
北口榛花選手のことを耳にした松橋昌巳先生は陸上部に誘い、入部することを決意。



これまでに陸上には全く関わってこなかった北口榛花選手だったから、勇気がいったと思うけど、他の競技で一花咲かせてみたいという気持ちはあったみたいだよ!
そして、北口榛花選手の専門種目である、やり投げは松橋先生の勧めで始めたとのこと。
松橋先生がやり投げを勧めたのは北口榛花選手の長身と身体能力、肩の強さと柔軟性を見込んでのことで、その予想通り、やり投の素質はすぐに花開きました。
当初は、水泳と掛け持ちだった北口榛花選手は高校1年生の時に水泳でインターハイに出場。
高校2年生からはやり投げに専念することになったところ、たった2か月で北海道大会にて優勝。
その後、高校総体(全国大会)でも優勝するなど活躍した結果、2015年には2020年東京オリンピック代表選手候補に期待されるとしてダイヤモンドアスリートに認定されました。
さらに、高校3年生の時には世界ユース陸上競技選手権大会で60m35㎝を投げ優勝するというとんでもない記録を叩き出したのです。



やり投げを初めてたった2か月で世界に通用する選手に成長するとは、とにかくやり投の才能がすごかったのね!
日本大学:大学時代のエピソード


高校を卒業した北口榛花選手は『日本大学』のスポーツ科学部に進学。
高校時代にものすごい記録を北口榛花選手は大学に入学しても記録を更新していきます。
大学に入学した年の2016年5月に出場したゴールデングランプリでは、何といきなり日本歴代2位の61m38㎝という記録を残したのです。
その後、右肘の故障もあったのですが、持ち前の努力家な部分を発揮し、翌年には痛みがなくなるまでに回復しました。
しかし、これまで指導を受けていたコーチが離職し、専門コーチが不在に。
そんな時、2018年11月フィンランドでやり投げの国際講習会の際にチェコのジュニアコーチをしていたデイビット・セケラックコーチの指導方法に興味を持ち、英語が話せないながらもメールでコーチをしてくれないか交渉。
熱意が通じ、2019年2月から1か月間、単身チェコへ渡り指導を受けました。
その結果、2019年の大学4年生の時には、木南道孝陸上競技大会にて、日本新記録で、アジアでも歴代5位となる64m36㎝という驚異的な記録を残し、世界陸上ドーハ大会の参加標準記録を更新するどころか、2020年東京オリンピックの参加標準記録の64m00㎝までも上回る記録となったのです。



次々に記録を更新していく北口榛花選手。セケラックコーチと夢であったオリンピック選手になるまでもう目の前まできたね!
北口榛花の大学卒業後の経歴


大学卒業後、日本航空に入社した北口榛花選手。
その後の経歴を以下にまとめました。
●2020年22歳:日本航空に入社
●2021年23歳:東京オリンピック予選の決勝進出
●2022年6月24歳:万達ダイヤモンドリーグで優勝
●2022年7月:オリンピック・世界選手権で銅メダル獲得
●2023年8月:ブダペスト世界陸上で金メダル獲得
2020年22歳:日本航空に入社


大学を卒業した北口榛花選手は2020年4月に日本航空に入社。



日本航空には、男子走り幅跳びの戸部直人選手や男子3段飛びの山本凌雅選手、女子短距離の土井杏南選手もアスリート採用で一緒に入社したんだって!
世界的な選手に成長した北口榛花選手にとって、海外遠征が多くなる時期だったことから、航空会社に入社することは、大きなメリットになったのではないでしょうか。
日本航空に入社し、すぐに行われた日本選手権ではコロナ禍の調整不足もあり、連覇を果たせず、優勝を逃がしましたが、東京オリンピック代表の最終選考会を兼ねた2021年の日本選手権では、61m49㎝を投げて2年ぶりに優勝。
日本代表に内定しました。
2021年23歳:東京オリンピック予選の決勝進出


2021年8月3日の23歳の時には、東京オリンピックの陸上競技・女子やり投予選の1投目で62m06㎝を記録し、6位で決勝進出。



オリンピックでの女子日本選手による60m超えは北口榛花選手が初めてで、同種目の日本選手決勝進出は1964年の東京オリンピックの佐藤弘子さん、片山美佐子さん以来57年ぶりの快挙だったのよ!
また、この頃から北口榛花選手の表情の豊かさがSNS上で話題になり反響を呼びました。
しかし、予選終了後から左わき腹に痛みが出て練習もできず、痛みを押して決勝に出場したのですが、55m42㎝の記録で12人中最下位という結果になってしまいます。
2022年6月24歳:万達ダイヤモンドリーグで優勝


2022年6月18日の24歳の時には、万達ダイヤモンドリーグ第7戦『Meeting Paris』女子やり投にて優勝しました。



ダイヤモンドリーグでの優勝は日本史上初の快挙だったんだって!
2022年7月24歳:オリンピック・世界選手権で銅メダル獲得


ダイヤモンドリーグでの優勝後の2022年7月21日、オレゴン世界選手権大会に出場した北口榛花選手は女子やり投予選Bグループに登場。
1投目に64m32㎝の大投擲を見せ全体トップで決勝進出。
続く22日の決勝では最終投擲で63m27センチを投げて第3位に入賞。



日本の陸上女子フィールド種目で戦前戦後を通してオリンピック・世界選手権で史上初となる銅メダルを獲得したんだ!
2023年ブダペストの世界陸上で金メダル!
そして2023年8月。ブダペストで行われた世界陸上では66m73をマークし金メダルを獲得。
世界陸上での金メダルは、トラック種目では日本人初、フィールド種目では女子初となります。
最終投擲前は4位でしたが最後の最後で大逆転。とても感動した投擲でしたね。
コメントでは「最後の投てきで自分が投げられるって信じて良かったなと思いました」とおっしゃっていて、前向きかつ、メンタルの強さも感じます。
オリンピックがますます楽しみになりますね。
北口榛花は3人家族!両親について


輝かしい経歴を残している北口榛花選手を育てた両親とはどんな家族なのでしょうか。



両親もスポーツ経験者だって言ってたわね!どんな両親なのか知りたい!
北口榛花選手の家族は3人家族です。



北口榛花選手は一人っ子なんだね!
では、両親について詳しく紹介していきます。
父親はパティシエ


前述したように父親の幸平さんの職業はパティシエです。
2023年7月現在で57歳ということなので、生まれは1966年ということに。
北口榛花選手へのお祝いの時には北口榛花選手の名前の由来となったヘーゼルナッツを使ったスイーツを作ってくれたそうで、Twitterに美味しそうなスイーツが投稿されていました。



66と言う数字は2021年5月に日本選手権で日本記録である66m00㎝を叩きだした時だね!



北口榛花選手はとても両親から愛されていることがわかるわね!とっても美味しそう!
そんな幸平さんは北海道にある『アートホテル旭川』の製菓料理長を務めています。
幸平さんが作るスイーツは、ホテル1階『北海道ブラッスリーリラ』でも販売しているということで、テイクアウトできるようになっています。



気軽に買いに行けるのは嬉しいわね!
母親は元バスケットボール選手
北口榛花選手の母親である規子さんは元バスケットボール選手であり、コーチとして活躍していたこともありました。
左が永岡選手で、右が規子さんです。



確かに似ているね!
規子さんは2023年7月現在で58歳なので、生まれ年は1965年あたりと思われます。
過去には共同石油(現在のENEOS)でバスケットボール選手として活躍し、その後指導者として選手の育成に努めてきました。
北口榛花選手は規子さんの現役時代の話を聞き、
スポーツ選手として人生を捧げるのは覚悟がいる
と感じたことを過去のインタビューで語っていました。



規子さんもバスケットボールで活躍していたことで、娘の葛藤や辛さなどが痛いほどわかるんでしょうね…自分の気持ちをわかってくれる身近な存在がいてくれることは北口榛花選手にとってもプラスになるんじゃないかしら。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、やり投げの北口榛花選手についてまとめてきました。
幼少期から水泳を開始し、インターハイ出場、バドミントンでも全国大会に出場するなど、やり投意外の種目でも輝かしい成績を残してきた北口榛花選手。
今では夢であり目標であった世界に通用するやり投げの選手に成長しました。
今後、更なる飛躍が見込める選手ということで、世界中からの視線が集まっていますね。
これからの活躍にも期待です。