今年の9月30日(土)から、ベルギーのアントワープで体操世界一を決める大会、世界体操選手権が開催されます。
日本のお家芸ともいわれた体操では、これまで様々な大会で多数の多数のメダルを獲得してきました。
今年の世界体操選手権では、男女5名ずつの選手が出場予定されており、どの選手も目が離せない戦いが期待されています。
そこで今回は、オリンピック出場経験もあり、ひときわ注目を浴びている選手、萱和磨さんにスポットをあててご紹介します。
この記事では、
・萱和磨さん(体操)のWikiプロフィールについて
・萱和磨さん(体操)の身長と体重は?
・萱和磨さん(体操)の種目について
・萱和磨さん(体操)の学歴や成績が知りたい
・萱和磨さん(体操)の家族構成
・萱和磨さん(体操)の弟は俳優?
これらのことを中心にまとめてみました。
萱和磨さんのことが気になっていた方も、体操が好きだという方もぜひ、最後までお付き合いください。
萱和磨(かやかずま)wikiプロフィール

まずは、萱和磨さんのwiki風プロフィールをご紹介します。
名前:萱和磨(かやかずま)
ニックネーム:萱くん
国籍:日本
出身地:千葉県船橋市
生年月日:1996年11月19日
年齢:26歳(2023年9月時点)
身長:163cm
体重:52kg
足のサイズ:26cm
血液型:A型
所属:セントラルスポーツ
好きな食べ物:肉、パスタ
インスタグラム:@kazuma_kaya
萱和磨さんが体操を始めたきっかけは、小学2年生の時に開催されたアテネオリンピックで、冨田洋之さんの演技を見たことでした。
冨田洋之さんの美しい鉄棒の演技に魅了された萱和磨さんは、母親に体操がやりたいことを熱心に伝え、体操教室へ通うことになりました。
何をしても続かず、泣き虫だった萱和磨さんですが、体操だけは一生懸命に取り組む少年だったそうです。

球技ではなく、身体を動かすスポーツが向いていたんだね!
現在、萱和磨さんが所属しているのは、冨田洋之さんも所属していたセントラルスポーツ。
アテネオリンピックで金メダルを手にした時、冨田洋之さんは24歳でした。
そして東京オリンピックで体操団体総合で銀メダルを取ったときの萱和磨さんも24歳。
かつて憧れていたオリンピック選手と同じ年齢の時に、萱和磨さんもメダルを獲得できたのはまさに運命のように感じますよね。
大学でも冨田洋之さんから指導を受けていた萱和磨さん、何歳になっても憧れの存在であり、永遠のヒーローだと話していました。


身長と体重
萱和磨さんの身長と体重は、
・身長163cm
・体重52kg
となります。
国民健康、栄養調査のデータによると、26歳~29歳男性の平均身長は171.8cm、平均体重は70.4kgでした。
萱和磨さんの場合は身長、体重ともに平均よりも大きく下回っていることがわかります。
ただ、体操選手の場合は身長が高いければよいというものではありません。
むしろ、身長が低いほうが有利ともいわれています。
また、体重についても、重くなればなるほど、自分の身体を腕で支えることが難しくなってくるため、体操選手はできるだけ小柄である方が、身軽で軽やかな演技をすることができます。



今回の世界体操選手権の男子メンバーを見ても、170cmを超えている選手はいないね!
体操の種目は?


萱和磨さんの種目は、
あん馬、平行棒
となります。
まずは、それぞれの種目について説明します。
萱和磨さんは、あん馬と平行棒を主に行っていますが、2021年、2023年のNHK杯では個人総合では2位に輝くなど、どの種目も行うことができるオールラウンダーの選手です。
その中でもあん馬は得意種目としており、2021年の東京オリンピックでは、あん馬の上で倒立したまま体を1回ひねるというF難度の大技「ブスナリ」を決めて銅メダルを獲得しました。
細部までこだわった、美しく、なおかつ失敗しない演技を心がけている萱和磨さん。
タイツを穿いた、気持ちいいほどつま先でピント伸びた演技は、迫力と同時に美しさも伝わってきますよね。



萱和磨さんは「失敗しない男」の代名詞でも有名だよね。



今では、「失敗しない」だけでじゃなくて、「美しく失敗しない男」をスローガンにしているんだって!
萱和磨の学歴と学生時代の成績
萱和磨さんの学歴は、以下のようになっています。
【2009年/12歳】
千葉市立幕張西中学校
【2012年/15歳】
習志野市立習志野高等学校
【2015年/18歳】
順天堂大学
それではさらに詳しくみていきます。
【2009年/12歳】中学校入学
萱和磨さんの出身中学校は、地元である
千葉市立幕張西中学校
に入学します。
小学2年生から始めた体操は、中学生になってからも続けていました。
体操を始めたときは、近所の体操クラブに通っていましたが、本格に体操を続けたいとの思いから、小学6年生の時に「船橋ジュニア体操クラブ」に通うことになりました。
学校の部活ではなく、小学生の頃から通っていた体操クラブで体操を続けた萱和磨さん。
小学時代は何を始めてもあまり続かなった萱和磨さんですが、アテネオリンピックで見た冨田洋之さんの演技を思い出しながら、必死に練習に取り組む日々を送っていました。
その甲斐あって、中学生の時に全国大会に出場し、7位という成績を残します。



今は引退した白井健三さんとは、この頃からライバル関係だったんだよ!



普段は仲がいい2人も、試合になると「絶対負けたくない」と、闘志を燃やしていたんだった!
【2012年/15歳】高校入学


萱和磨さんの出身高校は、
習志野市立習志野高等学校
になります。
習志野市立習志野高等学校は部活動が盛んに行われていることでも有名な学校です。
全国高校サッカー選手権やインターハイで全国制覇を経験したサッカー部や、甲子園の常連校で優勝経験のある野球部の他、吹奏楽部などの文化部にも力を入れています。



卒業生には、サッカーや野球以外にも、格闘技、バレーボールなどあらゆるスポーツ界の著名人がいるよ!
中学生までは「船橋ジュニア体操クラブ」に通っていましたが、高校に入ると体操部に入部します。
萱和磨さんは1年生の時から頭角を現し、国民体育大会や国際大会へも出場するようになりました。
萱和磨さんの高校時代の主な成績
・国民体育大会、団体で2位(1年時)
・ロシア国際ボローニンカップ、あん馬と鉄棒で1位を取り個人総合優勝(2年時)
・インターハイ、個人で3位(2年時)
・全日本ジュニア選手権、白井健三さんと同点になり、個人優勝(3年時)
・ロシア国際ボローニンカップ、個人総合優勝(3年時)
・国民体育大会、優勝(3年時)
どれも輝かしい成績ばかりですよね。
中学時代は全国大会7位が最高だった萱和磨さんは、高校に入るとめきめきと実力をつけていきました。
高校に入学してからは、平日約4時間と、休日約6時間、練習を重ねることで本番でも自身をもって演技ができることに気づいたとのことです。
全国高校選抜大会で初めて個人総合で優勝した時は、
全種目、ノーミスでできました。これまで練習でやってきたことが出し切れました。内容も結果も満足です。
と胸を張って語っていました。
小学2年生の時に体操に出会ってから、毎日練習に打ち込むことで出た結果は、自分でも納得のいく演技だったのでしょう。



この頃から、萱和磨さんの「失敗しない男」という代名詞が築き上げられてきたのかもしれないね!
【2012年/18歳】大学入学


萱和磨さんの出身大学は、
順天堂大学
となります。
順天堂大学が医学部が有名ですが、スポーツにも力を入れており、全日本大学駅伝や箱根駅伝の常連校としても知られています。
萱和磨さんは順天堂大学のスポーツ健康科学部スポーツ科学科を専攻。
まだ引退後については言及されていませんが、スポーツ健康科学部では体操競技に関することや、健康科学、リハビリなどについても学べるので、引退後はあらゆる場面で活躍できるかもしれませんね。
高校時代から全国大会、国際大会へ出場するようになった萱和磨さん。
萱和磨さんの大学時代の主な成績
・全日本体操種目別選手権、あん馬優勝(2015年)
・世界体操競技選手権、男子団体優勝、男子種目別個人あん馬3位(2015年)
・全日本体操種目別選手権、あん馬優勝、平行棒5位(2016年)
・世界体操競技選手権、団体銅メダル、個人総合6位(2018年)
高校時代に引き続き、大学生になった萱和磨さんも、入学当初から輝かしい成績を残していました。
萱和磨さんが順天堂大学に入学したのは、小学生の頃から憧れていた冨田洋之さんの存在があったのかもしれません。
冨田洋之さんは2009年から、順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科の助教を務めています。
萱和磨さんにとって、憧れのヒーローであった冨田洋之さんから直接指導を受けられることは、代えがたい経験となり、さらなる技術の習得につながったことでしょう。
幼いころから練習量ではだれにも負けず、「練習の虫」と言われ続けた萱和磨さん。
高校、大学の輝かしい成績を見ていると、無心になって、ひたむきに練習を続けてきたことがよくわかります。



高校時代の監督からは、「試合のように練習をし、練習のように試合をしている」と言われていたんだって!



何歳になっても、試合だけじゃなくて練習も本気で打ち込んでいたのね。
萱和磨の経歴や成績について
大学卒業後の萱和磨さんの経歴は、
【2019年/22歳】
・全日本個人総合選手権、2位
・NHK杯 個人総合、3位
・世界体操競技選手権、団体銅メダル、個人総合6位、あん馬5位、平行棒 銅メダル
【2020年/23歳】
・全日本個人総合選手権、優勝
【2021年/24歳】
・全日本個人総合選手権、3位
・NHK杯 個人総合、2位
・全日本体操種目別選手権、あん馬4位
・東京オリンピック、団体銀メダル、あん馬銅メダル
・世界体操競技選手権、ゆか6位、あん馬銀メダル、平行棒6位
【2022年/25歳】
・NHK杯 個人総合、4位
・全日本体操種目別選手権、ゆか7位、あん馬8位
【2023年/26歳】
・全日本個人総合選手権、2位
・NHK杯 個人総合、2位
・全日本体操種目別選手権、平行棒5位
となります。
萱和磨さんはこれまで、数々の大会で好成績を残してきていますね。
大学在学時、2016リオオリンピックでは補欠として日本代表に帯同するも、日本代表チームの練習は共にできず、観客席からオリンピックを観戦するという、悔しい思いをしました。
リオオリンピックの体操男子団体の結果は、金メダル。
萱和磨さんもあと1歩で日本代表のメンバーに入り、金メダルを手にすることができたかもしれないと思うと、オリンピックの舞台に立つことの難しさが身に染みてきますね。
しかし、練習の虫と言われるほど、毎日必死に練習に打ち込む萱和磨さんは、次のオリンピックでは自分が栄光の舞台に立つ、という強い思いでさらに演技に磨きをかけるようになりました。


そして迎えた2021年東京オリンピックでは、体操男子団体銀メダル、あん馬銅メダルという名誉ある結果を獲得。
憧れていた金メダルには及ばなかったものの、持てる力をすべて出し切った、だれもが納得のいく演技を見せてくれました。
それでも萱和磨さんは、
今回はパリオリンピックに向けた、スタートの銅メダルだった。まだ、満足したくない。やっぱり金メダルを取りたいです。
と話していました。
どこまでも貪欲で、ただ純粋に金メダルにこだわる萱和磨さん。
3年後のパリオリンピックでは、だれよりも一番高いところから金メダルを持っている姿に期待したいですね。



萱和磨さんお決まりのガッツポーズが見たいよね!


萱和磨の家族構成は?
萱和磨さんの家族は、3人家族です。
・母親(萱恵子さん)
・本人(萱和磨さん)
・弟(萱翔吾さん)
になります。
萱和磨さんが高校生の頃に苗字が変わったことをTwitterで報告していたので、おそらく両親は離婚し、萱和磨さんは母親に付いていったのではないかと思われます。
母親はとても教育熱心だったそうです。
引っ込み思案だった萱和磨さんのために、いろいろなスポーツを経験させて、自信をつけさせようとしました。
結果は、萱和磨さんが自らの希望で体操を始めることになったのですが、母親の努力もあり萱和磨さんはみるみるうちに才能を開花。
母親は体操だけではなく、お箸の持ち方や靴の置き方など、日常の礼儀作法を教えることも忘れませんでした。
シングルマザーで2人の子どもを育てることは簡単ではなかったと思います。
しかし、オリンピックという世界中の人が知っている大舞台で活躍している姿を見て、今までの苦労も吹き飛ぶくらい嬉しかったことでしょう。



萱和磨さんの試合前は、地元にある神社にお参りに行くんだって!



何歳になっても子どもの心配はつきないんだね。
萱和磨の弟は俳優!


萱和磨さんの弟は、俳優の
萱翔悟さん
となります。
子どもの頃は、萱翔悟さんは兄の萱和磨さんと共に体操教室に通っていましたが、体操よりダンスに興味を持った萱翔悟さんは、2007年から芸能活動を開始。
2009年にキッズ向けのファッション誌、「DANCE STYLE KIDS(ダンス・スタイル・キッズ)」の1期生モデルオーディションに合格し、キッズモデルとして活動していました。
その後、芸能事務所の「ブルーベアハウス」に入り、芸能活動をしていました。
主な出演作は、
・2008年、映画「イキガミ」藤本賢吾役
・2011年、ドラマ「ハガネの女 season2」、4年4組の生徒明石翔太役
・2012年、7月期放送ドラマ「ボーイズ・オン・ザ・ラン」、カリポン役
・2016年、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」、ツムジ青年役
などに出演されています。
また、得意のダンスを生かして、EXILEのPV「銀河鉄道999」にはバックダンサーとして参加するなど、多岐にわたって活躍。
ただ現在は、「ブルーベアハウス」のホームページには載っておらず、TwitterやインスタグラムなどのSNSも見つからなったので、もしかすると芸能活動は引退している可能性もあります。
萱和磨さんの3歳下のなので、現在は24歳の萱翔悟さん。
まだまだ若いので、いろいろなことに挑戦しているのかもしれないですね。



兄弟の共演も見てみたいよね!
まとめ
ここまで萱和磨さんの体操選手として、そしてプライベートについても迫ってきましたがいかがでしたでしょうか?
簡単にまとめると、
・千葉県船橋市出身の26歳
・萱和磨さんの身長は163cm、体重52kgと体操選手にとっては有利となる小柄体型
・主な種目はあん馬と平行棒
・小学2年生の時に体操をはじめた
・高校時代から全国大会や国際大会へ出場している
・母親、弟、萱和磨さんの3人家族で現在は既婚
となります。
まもなく、世界体操選手権が始まります。
主将として出場する今回の大会では、「僕らに一番求められることは結果。何年も団体で金メダルを逃している。いい形で来年のパリ五輪につなげたい」と気合十分に話していました。
様々な壁を乗り越えてきた萱和磨さんの活躍を、これからも応援しています。


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