7月28日公開された「キングダム3 運命の炎」で、龐煖(ほうけん)役を吉川晃司さんが演じることが分かりました。
映画公開まで、龐煖が登場することや吉川晃司さんが演じることは公表されていなかったため、とても驚きましたね。
まだ公開から数日しか経っていませんが、早くも話題沸騰中のキングダム。
この記事では、
●吉川晃司さんが演じる龐煖とはどんな役なのか?
●映画の中で龐煖が登場するシーンとは?
●龐煖役の吉川晃司さんの詳しいプロフィールは?
といった疑問にお答えしていきます!
キングダム3実写映画の龐煖(ほうけん)役は吉川晃司!どんな役?

龐煖は、主人公・信(演:山崎賢人さん)たち秦国の敵である、趙国の最強武将です。
「武神」と呼ばれており、キングダムの作中ではトップレベルの強さを持っています。
身長は180㎝以上ほどの大柄で、身長くらいの大きさがある矛を軽々と振り回して一気に何人も両断してしまいます。
また、「趙国三大天」の1人でもあり、自他ともに認める人並外れた強靭さなのです。
「趙国三大天」とは?
趙国に存在する強力な3人の大将軍のこと。
旧・三大天は、廉頗(れんぱ)、藺相如(りんしょうじょ)、趙奢(ちょうしゃ)。
新・三大天は、李牧(りぼく)、龐煖(ほうけん)、(司馬尚(しばしょう))。
しかし王騎(演:大沢たかおさん)や楊端和(演:長澤まさみさん)といった武将たちとは異なり、
戦う理由は国のためではなく「自分より強い者の存在を許せないから」という自己中心的な理由です。
自分が勝つためならば、味方すらも平然と斬り捨ててしまう冷酷さがあり、敵だけでなく味方からも恐れられる存在の龐煖。
龐煖には「強敵の気配」を感じ取ることが出来るという、野生の獣のような本能があります。

まさに「人並外れた」武力だね!
そんな龐煖には以下の通り、名セリフがいくつもあります。
【龐煖の名セリフ】
●我武神龐煖也(われ ぶしん ほうけん なり)
●兵も軍も趙も秦も 取るに足らぬただの小事
●在るのは武神の証明ただ一つ
●名などいらぬ貴様が本物かどうかこの俺が判断するだけだ



強さに自信のある龐煖だからこそ言えるセリフだね!



敵ではあるけど、この強さはかっこいい…!
ちなみに、史実での龐煖は、キングダム作中とは違った人柄のようです。
【史実での龐煖】
趙の将軍・哲学者・軍事思想家・弁論家だった。著作を残し、趙の筆頭将軍として軍を指揮するなど文武に優れていた。また、親しみやすい人物だったと言われている。
キングダム3運命の炎での龐煖(ほうけん/吉川晃司)の登場シーンは?


「キングダム3 運命の炎」では、龐煖が登場する「馬陽の戦い」が描かれています。
今回の映画の中で吉川晃司さんが演じる龐煖が登場したのは、
最も終盤のシーンで、たった一言のセリフのみでした。
そのため、龐煖が吉川晃司さんだとなかなか気づかなかった方もいるようですが、
わずかなシーンだけでも圧倒的な存在感を示し、続編への期待を更に高められましたね。
キャラクタービジュアルがこちらです。


「キングダム3 運命の炎」は公開まで、龐煖が登場することや龐煖を誰が演じるのかということは公表されていませんでした。
そのため、映画を観た人たちはSNS上で
龐煖が吉川晃司で痺れた!!たった一言でもかっこよかった!
吉川晃司。ナイスキャストです!そう来たかって感じ。
などと、龐煖の登場とその配役に驚きと絶賛の声を挙げています!



「もう次回作が観たい」と言っている人もいたよ♪
続編の「キングダム4」があるとの正式な発表はまだありませんが、
今回の映画は戦いの途中で終わっているので、続編が期待できますよね。
強靭で大柄な肉体と恐ろしい表情が特徴的な龐煖を、吉川晃司さんがどのように演じるのか、要チェックです!
吉川晃司のwiki風プロフィール


「キングダム3 運命の炎」で龐煖(ほうけん)を演じた吉川晃司さんの、詳しいプロフィールを見ていきましょう。
【wiki風プロフィール】
●氏名:吉川 晃司(きっかわ こうじ)
●生年月日:1965年8月18日
●年齢:57歳(2023年8月現在)
●身長:182㎝
●血液型:B型
●出身地:広島県安芸郡府中町
●職業:シンガーソングライター、ロックミュージシャン、俳優
●事務所:アクセルミュージックエンターテイメント(代表取締役社長)
吉川晃司さんの元々の実家は、広島原爆ドームの近くの有名繁華街にある料亭「吉川旅館」でした。
原爆が投下される約1か月前(父親が8歳の頃)に疎開したため被害を逃れましたが、
実家の旅館は原爆によって無くなってしまいました。
原爆投下直後に父親が広島市に入市し「入市被爆」が認められ、吉川晃司さん自身も被爆二世となっています。


家族構成は、父親・母親・姉・本人の4人家族です。
吉川晃司さんの父親は、若い頃には京都の太秦で大部屋俳優として活動していたそうです。
その後は板前、喫茶店経営などを仕事にしていました。
厳しい父親だったとのことですが、板前だった父親の影響を受けて吉川晃司さん自身も幼いころから料理をしていたと言います。
また、父親はビートルズが大好きで、吉川晃司さんはビートルズを聴いて育ちました。



お父さんの影響を沢山受けたんだろうね!
母親は、そんな厳しい父親と吉川晃司さんの間に立って支えてくれた良き理解者でした。
そのため、吉川晃司さんは
女のためには死ねないが、母親のためなら死ねる
というロックな名言を残しています。


吉川晃司さんは2011年に2歳年下の一般女性とご結婚され、娘さんが1人います。
結婚当時、奥さんは看護師として働いていました。
吉川晃司さんと奥さんとの出会いは、なんと吉川晃司さんが主演を務めた映画「チーム・バチスタの栄光」の病院での撮影現場でした。
吉川晃司さんは、2015年にバイク事故で全治2か月の怪我、2017年に声帯ポリープ手術、2021年に狭心症の手術を行っており、
元・看護師である奥様のサポートがあったのではないでしょうか。



運命的で素敵な出会い方だね~!
吉川晃司さんの最終学歴は、高校中退です。
【学歴】
●府中町立府中小学校
●修道中学校
●修道高等学校 中退


中学生の頃に水泳部に入って「水球」を始め、高校時代には世界ジュニア水球選手権大会の日本代表選手に選ばれました。
最年少の日本代表水球選手として、イタリア・エジプト遠征にも参加した経歴があります。
学生時代に水球を行っていた頃から、体づくりのトレーニングが習慣化していました。
現在も肩幅が広く逆三角形の体型で、足を高く上げる「シンバルキック」や腹式呼吸の力強い歌声を維持しています。
公園などにベンチを見つけると、ベンチの上で腹筋をするのが日課だそうですよ。
中学・高校で同じ水泳部に所属していた酒屋 まろ吉さん(現在、三味線奏者)に誘われ、
ロックバンド「EIGHT CITY’S FISH BAND」に加入します。
バンドでの吉川晃司さんの担当はサイドギターとボーカルで、アマチュアバンドながらとても人気でした。
ドラム担当だった酒屋 まろ吉さんは、後々に吉川晃司さんのレコーディングやライブにドラマーとして参加したことがあります。
水球の推薦で慶應義塾大学に特待生として入学できる予定であった吉川晃司さん。
しかし、高校2年生の時に佐野元春さんのライブを見てカルチャーショックを受け、大学に進学することをやめて音楽だけで勝負する決意を固めました。
そして、渡辺プロダクションに
広島にすごい奴がいる。見に来ないと一生悔いを残す。
と手紙を書いて送りつけたそうです。
その後、オーディションを経て、渡辺プロダクションと正式に契約を交わしました。
事務所側としては、高校卒業後に正式デビューと考えていましたが、吉川晃司さんは「今すぐにでも」と強い意志を示し、
高校2年生の終わり頃に高校中退し、1983年に上京することになったのです。



家族は猛反対だったけど、強い決意表明をして押し切ったそうだよ!
上京後はすぐにデビューできるものだと思っていましたが、そうともいかず、
なかなかデビューの話が来ないことに痺れを切らし、渡辺プロダクションの社長に直談判しに行きました。
その時、吉川晃司さんの勝気で怖いもの知らずな度胸を社長に気に入られ、デビューが決定したのです。


そして、ついに1984年2月1日にシングル「モニカ」で鮮烈なデビューを果たしました。
デビュー曲の「モニカ」で日本レコード大賞新人賞を獲得し、トップミュージシャンへの道を駆け上がります。
1988年には布袋寅泰さんとのユニット「COMPLEX」を結成し、シングル「BE MY BABY」をリリースしてオリコンチャート1位を記録しました。
布袋寅泰さんとは、方向性の違いで喧嘩になってしまい「COMPLEX」は活動休止していましたが、
東日本大震災があった2011年に「COMPLEX」の復活ライブを開催し、収益金の約6億5430万円を被災地に寄付しています。


吉川晃司さんはとても情熱的でまさに「ロック」な生き方をしており、
仲間や格闘家と殴り合いの喧嘩をした、ビルの4階から酔っぱらって飛び降りたという逸話もあります。
若い頃は今以上に「尖がっていた」吉川晃司さんですが、被災地への寄付やボランティアなど社会貢献にも熱い情熱を持って取り組んでいるのです。
吉川晃司の俳優活動とは


吉川晃司さんが俳優としての活動を始めたのは、歌手デビューと同じ1984年です。
映画「すかんぴんウォーク」で俳優デビューし、主題歌がデビュー曲「モニカ」でした。
俳優業については、「最初は歌手だけで食っていけなかったので、副業も出来ればと思って俳優業をしていた」と話しています。
三池崇史監督の映画「漂流街」に出演し、三池監督と意気投合した吉川晃司さんは、
その後も数々の三池監督作品に出演しました。
▼吉川晃司さんと三池崇史監督


さらに2009年には大河ドラマ「天地人」に織田信長役として出演し、新たな境地を開くこととなります。
また、ミュージカルや仮面ライダーシリーズにも主演し、
映画「必死剣鳥刺し」では日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞するなど、俳優としても幅広く活躍してきました。
そして、2012年に映画「るろうに剣心」で鵜堂刃衛 (うどう じんえ)役を演じます。
鵜堂刃衛は「ただ単に人を斬りたい」という最凶のはぐれ人斬りです。



敵・味方関係なく人を斬っていく強敵の鵜堂刃衛は、今回「キングダム3 運命の炎」で演じた龐煖とも通ずるものがあるね。
鵜堂刃衛はセリフが少なく、ひたすらに人を斬っていくため、佇まいで狂気を醸し出さなくてはいけませんでした。
「るろうに剣心」の大友啓史監督は吉川晃司さんについて、
傍若無人に斬っていくっていう狂気の部分と、ただの人斬りではない匂いを持たせたかった。映画独特の存在感を考えたときに、脚本を書いている段階から吉川さんをイメージしていた。
引用:映画.com
と語っています。



吉川晃司さん自身も、「やりたかった役」と話していたよ!
▼るろうに剣心で鵜堂刃衛を演じる吉川晃司さん


なお、吉川晃司さんは少し以外ですが読書が好きであり、
三国志マニア
なのです。
古代中国関係の美術展ではコメンテーターを務めたり、中国のテレビドラマ「三国志 Three Kingdoms」では日本語版のナレーションを担当しています。
キングダムの舞台となっている時代は、三国志の時代から約400年前ですが、三国志マニアの吉川晃司さんはきっと三国志以前の歴史にも詳しいですね。
今回キングダム3で龐煖役を演じる吉川晃司さんは、まさにキングダムの世界にピッタリなのではないでしょうか。
まとめ
今回の記事では、「キングダム3 運命の炎」で龐煖役を演じる吉川晃司さんについて
「龐煖はどんな役なのか」「映画での登場シーンとは」「吉川晃司さんのプロフィール」を中心にまとめました。
●龐煖は主人公・信たちの敵である趙国の最強武将。「武神」「趙国三大天」と言われている。
●キングダム3運命の炎ではラストシーンに登場し、一言セリフを話したのみだが、圧倒的な存在感を示した。
●映画を観たファンからは、龐煖役を吉川晃司さんが演じることに驚きと絶賛の声が挙がった。
●トレーニングで体づくりをしている・るろうに剣心での人斬り役がハマり役・三国志マニアの吉川晃司さんは、キングダム龐煖にピッタリ。
「キングダム3 運命の炎」で初登場した龐煖は、主人公・信たちの強敵で重要な役どころです。
映画をまだ観ていない方は、龐煖が登場するラストシーンまで目が離せませんね。
続編があるとの発表はされていませんが、「キングダム4」が期待できるのではないでしょうか。
キングダムの漫画(原 泰久さん原作)は現在単行本69巻まで発売されており、まだまだ続くので、
今後も「キングダム」の動向を楽しみにしましょう!
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