2023年7月20日から開催されている、FIFA女子ワールドカップに出場している宮澤ひなた選手。
7月22日の初戦・ザンビア戦では、2ゴールを決めて勝利に大貢献し、とても盛り上がりました!
そんな話題の宮澤ひなた選手は、実は母子家庭で育ち、母親とのエピソードが胸熱なのです。
この記事では、宮澤ひなた選手について
●母親との胸熱エピソードとは?どんな家族なのか?
●生い立ちや学歴、サッカーの経歴は?
●詳しいプロフィール、プレースタイルや凄さは?
という疑問に詳しくお答えしていきます!
宮澤ひなたの母親とのエピソードが胸熱
▼母・貴代さんと宮澤ひなた選手

宮澤ひなた選手は、母子家庭で育ちました。
FIFA女子ワールドカップ2023の代表に選ばれた日、すぐに母親の貴代(たかよ)さんに電話で報告しました。
宮澤ひなた選手のお兄さんもサッカーをしており、兄妹のサッカー生活を支えるためにパートを2つ掛け持ちしていた母・貴代さん。
経済的な負担は大きく、1度「遠征費を出してあげられない」と言ったことを貴代さんは悔いていました。
ウエア代や交通費・遠征費、駅までの送迎や食事準備など、仕事をしながらサッカー中心の生活を支えてくれたお母さんに
宮澤ひなた選手はとても感謝しています。
▼兄・佳汰さん&愛犬と映る宮澤ひなた選手

どれだけ忙しくても、貴代さんはいつも笑顔で「いってらっしゃい」と背中を押してくれました。
また、
自分が好きなことを最後までやりなさい!もっとやりきらないと!
と、強く励ましてくれたのです。
そんな母の姿を見て育った宮澤ひなた選手は、
母の強さを知り、もっと強く、もっとうまくなりたいと思った。
と語っています。
2019年のワールドカップと2021年の東京オリンピック出場を逃すという悔しい思いをした宮澤ひなた選手ですが、
貴代さんの強く優しい言葉を胸に刻んで、努力を積み重ね続けたのです。
様々な苦悩を経て、今回初めてなでしこジャパンの仲間入りを果たし、ワールドカップという舞台に立ちました。

家族みんな、喜びもひとしおだね…!!
宮澤ひなたの家族構成は3人?兄と父親は?
【家族】
母親:宮沢貴代(みやざわたかよ)さん
長男:宮澤佳汰(みやざわけいた)さん
長女:宮澤ひなた選手
宮澤ひなた選手が小学校3年生の時にご両親が離婚し、3人家族で育ちました。
お兄さんの宮澤佳汰さんは、宮澤ひなた選手の3歳年上です。
兄・佳汰さんが元々サッカーをしていた影響で、宮澤ひなた選手も幼い頃からサッカーを始めました。
佳汰さんもサッカー選手であり、 はやぶさイレブン→横浜猛蹴FC→(現在)久野FCという経歴があります。



宮澤ひなた選手にとってお兄さんは「憧れの存在」なんだって♪


兄・佳汰さんはTwitterで宮澤ひなた選手の試合を観戦に行くことを報告していたり、兄妹仲がとても良いのです。
今回なでしこジャパンに選ばれた時にも
やっとスタート地点。
大きい舞台でも『サッカーを楽しむ』ことを忘れずにひなたらしく頑張って欲しいです!
俺も頑張ろう!
とエールを送っていましたよ。
それに対し宮澤ひなた選手は
どんな時も近くで支えてくれて本当にありがとう!
兄の背中これからも追い続けます。
お互い頑張ろうね!
と応えていました。



家族の絆が深くて素敵です!
宮澤ひなたの生い立ちは?学歴と出身校について


宮澤ひなた選手の最終学歴は大学です。
【学歴】
●南足柄市立南足柄小学校
●南足柄市立南足柄中学校
●星槎国際高等学校
●法政大学スポーツ健康科学部
それぞれの年代ごとのエピソードを深堀していきましょう。
出身小学校
宮澤ひなた選手は地元である神奈川県南足柄市の
南足柄市立南足柄(みなみあしがら)小学校
に入学しています。
サッカーをしていたお兄さんの影響で幼稚園の頃から「向田サッカークラブ」に入り、
小学校時代にも継続していました。
当時、小学校5年生だった2011年のワールドカップでなでしこジャパンが優勝した時には、
「自分自身もその場に立ちたい」と思うようになったと言います。



小学生の頃から川澄奈穂美選手に憧れて、ピンクのヘアバンドをつけてプレーしていたんだって♪
▼ピンクのヘアバンドを着けた川澄奈穂美選手


▼高校時代の宮澤ひなた選手


出身中学校
小学校を卒業後には、そのまま地元の
南足柄市立南足柄中学校
に進学しています。
ある試合で「OSAレイアU-15」というユースサッカーチームのコーチに声を掛けられ、入団を決めました。
それまで宮澤ひなた選手は男子に混じってサッカーをしていたので、初めて触れた女子サッカーの世界でした。
「こんな世界があるんだ!」と驚き、一緒にプレーする中でフィジカルの強さを感じて更に驚いたそうです。
出身高校
中学校卒業後、OSAレイアU-15と同じグループである
星槎(せいさ)国際高等学校の女子サッカー専攻
に進学しました。
中学時代からの同じ仲間たち・監督と共に、サッカー中心の生活を続ける事となります。
メンバーが同じだったため、中学と高校の境はあまり感じず練習に打ち込める環境でした。
そして、高校生活の3年間では、サッカー面だけでなく人間としても成長できたと感じていたと話しています。
女子サッカー専攻がある湘南大磯キャンパスは豊かな自然に囲まれた場所にあり、
授業後からはナイター照明が完備された人工芝のグラウンドで練習する事ができました。


サッカー部の練習に加えて、神奈川県リーグ1部のトップチームである「OSAレイアFC」の練習に参加していたので、「1日中グラウンドにいる感覚だった」と言います。
中学までのポジションはボランチでしたが、高校に入ってからはFWに転向。
これが、宮澤ひなた選手にとっては転機でした。
OSAレイアU-15から高校サッカー部・OSAレイアFCで宮澤ひなた選手の成長を見守ってきた監督・柄澤俊介さんが、
宮澤ひなた選手をボランチからFWに変えた理由について、以下のようにコメントしています。
彼女はいずれFWでやれると思っていたので、中学年代は我慢させて、ボランチでプレーさせました。私はもともと男子を指導していたので、スピードは後から付いてくることは分かっていましたが、器用さは後からついてこないからです。それで、高校に入った時にコンバート(変換)しました。
引用:Yahoo
最初は左側のFW、次に右側のFWへコンバートされました。
監督・柄澤俊介さんは、宮澤ひなた選手に「日本に必要な、点が取れる選手になってほしい」と思いながら指導をしていたそうです。


宮澤ひなた選手は入学当初からレギュラーとして活躍し、高校3年生ではキャプテンを任されました。
高校3年生の夏、2017年全国高校総合体育大会(インターハイ)では、3位という結果に大貢献!
また、高校在学中にU-16女子代表(リトルなでしこ)に選ばれ、
2015年AFC U-16女子選手権、2016年FIFA U-17女子ワールドカップではゴールを決めています。
さらに、2017年はU-19女子代表(ヤングなでしこ)に選ばれ、AFC U-19女子選手権2017でも連続ゴールを決めて
日本は大会2連覇を果たしたのです。
2018年1月には、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)のトレーニングキャンプに、唯一の現役高校在学の選手として召集されました。
星槎国際高等学校を卒業後には、
法政大学スポーツ健康科学部
に進学しています。
宮澤ひなたのサッカー経歴!


【サッカー経歴】
●2016年/16歳 FIFA U-17女子ワールドカップ出場(準優勝)
●2017年/17歳 AFC U-19女子選手権2017出場(優勝)
●2018年/18歳 FIFA U-20女子ワールドカップ出場(優勝)
●2018年/18歳 日テレ・ベレーザ入団
●2018年/18歳 2018プレナスなでしこリーグ1部 新人賞受賞
●2021年/21歳 マイナビ仙台レディースに移籍
●2022年/22歳 AFC女子アジアカップ出場、EAFF E-1サッカー選手権出場(優勝)
●2023年/23歳 FIFA女子ワールドカップ出場
学生時代から「リトルなでしこ」「ヤングなでしこ」として、国際試合で得点を決めてきました。
素晴らしい経歴について、さらに深く見ていきましょう!
【2018年/18歳】日テレ・ベレーザ入団、なでしこリーグ1部 新人賞受賞
星槎国際高等学校卒業後、
日テレ・ベレーザ
に入団しています。
法政大学スポーツ健康科学部に進学していたので、学業とも両立できる場所を探し、
学生選手も多い日テレ・ベレーザへの入団を決めました。
入団時には、
チャレンジ精神を忘れず、多くの方に応援されて愛されるような選手になりたいと思っています。
と話していました。
宮澤ひなた選手の目標は、プレーで頑張るのはもちろんのこと、
サッカー選手として観客を楽しませ、色んな人を笑顔にすることです。
入団した2018年、日テレ・ベレーザはリーグ優勝し、
宮澤ひなた選手は「2018プレナスなでしこリーグ1部 新人賞」を受賞しています。
日テレ・ベレーザは、皇后杯で4連覇(宮澤ひなた選手が加入してから3連覇)を果たしました。
【2021-22年/21-22歳】マイナビ仙台に移籍、アジアカップやE-1サッカー選手権出場


日テレ・ベレーザで活躍していた宮澤ひなた選手ですが、2021年には
マイナビ仙台レディース
に移籍することを決めています。
東京オリンピックと日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」の開幕が迫っており
「自分の強みをもっと磨いて代表入りしたい」という気持ちが強くなり、
マイナビ仙台レディースへの挑戦を決めました。
ちょうど新型コロナウイルスが猛威をふるっていた中、大学の授業がオンラインになったことも
東京以外の環境に行くきっかけになりました。
日テレ・ベレーザから移籍する時には、
ベレーザでは3年間という短い期間でしたが素晴らしい監督、スタッフ、チームメイトに支えられ、楽しい貴重な時間を過ごさせていただくことができました。新天地でもさらなる成長を求め、自分らしく努力し続けていきたいと思います。
引用:東京ヴェルディ・日テレベレーザHP
と語っていました。
2022年には、日本女子代表(なでしこジャパン)としてAFC女子アジアカップに出場。
日本は準決勝で惜しくも中国に敗れましたが、宮澤ひなた選手はタイ戦で日本女子代表初得点を挙げ、
他の試合でもゴールを決めました。
同年に行われたEAFF E-1サッカー選手権2022でもゴールを決め、日本が優勝しています!



宮澤ひなた選手、ゴール数が凄いね!!
【2023年/23歳】FIFA女子ワールドカップ出場
FIFA 女子ワールドカップ2023(7月20日~8月20日/オーストラリア&ニュージーランド)に
なでしこジャパンとして宮澤ひなた選手が選ばれました。
▼代表決定時の記者会見の様子


ユースとしてワールドカップに出場した事はありますが、
年齢制限のないワールドカップに出場するのは今回が初めてとなります。
前述しましたが、メンバー発表後にはすぐに母親に電話すると仕事中だったもののすぐに連絡がつき、2人で一緒に涙を流しました。
なでしこジャパンに選出された意気込みとして、
優勝は目指していきたい。何よりもまずは楽しみたい。
と語っていましたよ。
そして、7月22日(土)に行われた初戦・ザンビア戦では、
前半43分と後半17分に宮澤ひなた選手が2ゴールを決めました!
5-0で日本が勝利し、好スタートを切ったのです。
▼なでしこジャパン先発メンバー写真


▼宮澤ひなた選手と池田太監督


宮澤ひなた(なでしこ)wiki風プロフィール


【wiki風プロフィール】
●名前:宮澤 ひなた(みやざわ ひなた)
●生年月日:1999年11月28日
●年齢:23歳(2023年7月現在)
●出身地:神奈川県南足柄市
●所属:マイナビ仙台レディース
●ポジション:MF、FW
●身長:160㎝
●体重:48㎏
さらに詳しいプロフィールをご紹介していきます!
年齢は?
宮澤ひなた選手の年齢は
23歳(2023年7月現在)
です。
今回のFIFA女子ワールドカップ2023に選ばれたなでしこジャパンメンバーの平均年齢は24.7歳(19~32歳)なので
若手~中間層のメンバーと言えます。



なでしこジャパンは年齢層が幅広いんだね!
▼幅広い年齢の攻撃陣


なでしこジャパンメンバーの中では、19歳の浜野まいか選手・藤野あおば選手・石川璃音選手に次ぐ年少組に入ります。
なお、宮澤ひなた選手と同じ23歳の選手としては、植木理子選手・遠藤純選手・高橋はな選手・田中桃子選手がおり、
同年代の層が厚くなっていますね。
身長は?
宮澤ひなた選手の身長は
160㎝
です。
なでしこジャパンメンバーの平均身長は165㎝(157~172㎝)なので
宮澤ひなた選手は小柄な選手と言えます。


学生時代に宮澤ひなた選手を指導していた柄澤俊介監督は、
小柄な選手が背の高い選手に勝つためには、相当な筋肉量がないといけない。コンタクトが弱ければ、かわす技術があればいいし、コンタクトするようなサッカーをしなければいいと考えています。だから、試合の中では『相手を背負わない』ことを大切にしています。
引用:Yahoo
と話していました。



小柄さを活かしたサッカープレーも見どころだね!
プレースタイルや特徴・凄さは?
宮澤ひなた選手のポジションは
ミッドフィルダー(MF)、フォワード(FW)
です。
左右両サイドからのポジションを経験しており、どの方向でも対応が出来ます。


また、宮澤ひなた選手の特徴は、
スピードを生かしたドリブル
であり、「予測」のスピードが速く、相手を置き去りにするスピードの緩急をつけることが得意です。
ドリブル突破力や相手の背後に抜け出すプレーが持ち味で、
ピッチを縦横無尽に動き回ってチャンスを掴むところが宮澤ひなた選手の凄さです。



MFとFW、どちらのポジションも経験している事は強みだね!
まとめ
この記事では、なでしこジャパンメンバーである宮澤ひなた選手の「母親とのエピソードや家族構成」「学歴・経歴」「詳しいプロフィール」についてご紹介しました。
●母・兄・本人の母子家庭で育ち、経済的に苦しい中で支えてくれた家族との絆が深い。
●ワールドカップ2023の日本代表メンバー(なでしこジャパン)に選ばれた際、真っ先に母親に電話した。
●学生時代からトップチームで練習し、リトルなでしこ・ヤングなでしことして国際試合を経験。
●小柄ながら、スピードを生かしたドリブルが得意なMF・FWの選手である。
7月22日に行われたワールドカップ初戦(ザンビア戦)で、見事に2ゴールを決めて勝利に貢献した宮澤ひなた選手。
可愛らしい見た目とは裏腹に、攻撃的でスピーディーなプレーが魅力的です。
まだ23歳なので、これからますます成長してグローバルに活躍していくのではないでしょうか。
今後の宮澤ひなた選手、なでしこジャパンの活躍を一緒に応援しましょう!
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