大谷翔平選手といえば、言わずと知れた実力も知名度も共にトップクラスのメジャーリーガーです。
投手としては160km以上の剛速球を投げ、打者としてはホームランやヒットの量産。
これまで存在していなかった、二刀流の道を切り開いたパイオニアとしても有名ですよね!
2021年にはメジャーリーグの年間MVPを獲得し、2022年もその勢いはとどまることなく大活躍。
そして2023年には日本代表としてWBCに出場。
二刀流として日本を優勝に導くだけでなく、個人としてもMVPを獲得するといった活躍を見せてくれました。
そんな大谷選手のはどれくらいの年俸をもらっているのか、これまでどのように年俸が上がっていったのか気になりますよね。
そこで今回は、
・大谷選手の年俸の推移やその背景を知りたい
・なぜメジャーリーガーになってからの年俸は安かったの?
・2023年の年俸や年収はどれくらい?
・大谷選手のスポンサー企業を知りたい!
といった大谷選手の年俸事情を中心に調査していきます。
最後まで読めば、大谷翔平選手の凄さがよくわかりますよ!
【グラフ】大谷翔平の10年間の年俸推移
大谷翔平選手の年俸は、これまでどのように上がっていったのでしょうか。
2023年までの年俸の推移を、日本プロ野球時代とメジャーリーグ時代に分けて表にまとめました。
また、歴代の年俸をグラフにもまとめました。
日本プロ野球時代:北海道日本ハムファイターズ
年度 | 年齢 | 年俸(日本円) | その他 |
---|---|---|---|
2013 | 19 | 1,500万円 | 契約金として1億円+出来高払いで5,000万円 |
2014 | 20 | 3,000万円 | |
2015 | 21 | 1億円 | |
2016 | 22 | 2億円 | |
2017 | 23 | 2億7,000万円 |
2013年に入団して以来、順調に増額していることがわかりますね。
メジャーリーグ時代:ロサンゼルス・エンゼルス
年度 | 年齢 | 年俸(日本円) | 年俸(ドル) | その他 |
---|---|---|---|---|
2018 | 24 | 6,100万円 | 54万5,000ドル | 日本ハムへの譲渡金として2,000万ドル(日本円で約22億円、ちなみに上限額) |
2019 | 25 | 7,860万円 | 65万5,000ドル | |
2020 | 26 | 7,300万円→2,700万円 | 70万ドル→25万9,000ドル | コロナの影響で60試合のみだったため通常年俸の37%に減額 |
2021 | 27 | 3億1,000万円 | 300万ドル | 2年総額850万ドルで合意する |
2022 | 28 | 5億7,000万円 | 550万ドル | |
2023 | 29 | 43億円 | 3,000万ドル | 年俸調停回避 メジャーリーグ史上最高額 |
(日本円は契約時のレート)
メジャーリーグ1年目は、まさかの日本ハム時代よりも大きく値を下げてマイナスからのスタートでした。
しかし、2021年以降から年俸は大きく上昇。
2023年でさらに大きく金額が跳ね上がりました。
これまでの年俸推移

日本プロ野球時代とメジャーリーグ時代を合わせたグラフが、こちらになります。
こうして見れば、年俸が大きく上がったように見える2021年や2022年ですら、そこまで上がっていないようにも見えます。
それだけ、2023年の年俸の上がり方が大きすぎたのでしょう。
1年でどれだけ飛躍的に上がったかがよくわかりますね!
大谷翔平選手の通訳、水原一平さんのすごい経歴についてはこちら!

大谷翔平の年俸推移の背景
これまでの年俸の推移を紹介しました。
順調に上がり続けた時期もあれば、減額した時期もあります。
なぜ減額や年俸が伸び悩んだ時期があったのか、その時の背景を労使協定などのメジャーリーグ特有の決まりを絡めて紹介していきます。
北海道日本ハムファイターズ時代の推移
大谷翔平選手はドラフト1位に選ばれ、2013年に日本ハムファイターズに入団。
その当時の年俸は、1,500万円からスタート。
ちなみに契約金は1億円でした。
これまで例が無かった投手と打手の二刀流という形での戦い方。
次第に二刀流での活躍が評価されていき、年俸は順調に増額しました。
2015年には、入団3年目にして年俸が1億円に到達しました。
デビュー3年目の時点で年俸が1億円以上になるのは、松坂大輔選手以来2人目の快挙になります。
松坂大輔選手といえば、別名平成の怪物と言われ西武ライオンズやメジャーリーグなどで活躍した選手です。
歴代の有名選手の年俸は、どれくらいの期間で1億円を越えたのでしょうか。
年俸1億円を越えるまでにかかった期間が、こちらになります。
田中将大:4年
ダルビッシュ有:4年
イチロー:5年
新庄剛志:12年
どの選手もメジャーリーグを経験している選手ばかり。
名だたる有名選手より早いことから、大谷選手の凄さがわかりますね!

イチロー選手や田中選手より早いの?びっくり!
日本ハムを退団する2017年には、年俸は2億7,000万円にまで増えています。
メジャー移籍後の推移について
日本ハム入団前から、メジャーリーグに強い憧れがあった大谷選手。
2017年のシーズン終了後、ポスティングシステムを利用しアメリカメジャーリーグに移籍することを決意。
2018年に、ロサンゼルス・エンゼルスに入団します。
通常、メジャーリーグに移籍した選手は日本にいた時より年俸が増えることが多いです。
しかし日本ハムファイターズ時代の2017年の年俸は2億7,000万円なのに対し、エンゼルスに入団した1年目の年俸は日本円にして約6,100万円。
まさかの2億円以上年俸がダウンしてしまいました。
2年目の2019年は7,860万円と微増するものの、日本にいて億越えの年俸を手にしていた時にはまだまだ及びません。
また追い打ちをかけるように、2020年には新型コロナウイルス感染症の影響により試合数が大幅に減ってしまいます。
その影響で、通常年俸の37%にまで減額されるという結果になりました。
通常メジャーリーグの年間試合数は162試合なのに対し、2020年は60試合しか行われませんでした。
例年の37%の試合数だったため、年俸もそのまま37%に削減されたというわけです。



収入が3割程度まで減るなんて、痛手だなあ・・。
しかし2021年に年俸調停の権利を獲得してから、大幅に増額していきます。
(年俸調停の権利については、後ほど詳しく解説します。)
そして2023年の年俸は、日本円にしてなんと43億円!
前年の5億7,000万円から約8倍という高額な契約となりました。
大谷翔平のメジャー年俸が安すぎた理由
日本ハム時代は、億超えの年俸だった大谷翔平選手。
そんな状態で行ったメジャーリーグでどれだけ年俸が増えるのか、各方面から期待が高まっていました。
なぜ、メジャーリーグに移籍してからの年俸は大幅に下がってしまったのでしょうか。
実は、メジャーリーガーの年俸は労使協定で定められているのです。
海外の選手がアメリカの選手と同程度の扱いになるには
・25歳以上
・自国内でのプロ経験が6年以上
のどちらの条件も満たしている必要があります。
大谷翔平選手がメジャーリーガーになった当時は23歳、しかも日本でのプロ経験は5年でした。
そのため、労使協定で定められているどちらの条件も満たしていませんでした。
この条件が満たされていないと、日本でどれだけ活躍していても関係なく、メジャーリーグの傘下であるマイナー契約となってしまいます。
その結果、大谷選手の年俸は最低保証金額からのスタートとなってしまいました。
もちろん大谷翔平選手も労使協定のことは知っていたでしょう。
しかし、たとえ年俸が下がったとしても早くメジャーリーグで活躍したかったのでしょうね。
お金よりも、メジャーリーガーになりたいという夢を選んだというわけです。



日本でどれだけすごい選手でも、年俸に直結するわけではないんだね・・。
労使協定により、入団から3年目までは球団側が年俸を決めることができます。
そのため、2019年は前年に新人賞を獲得したにも関わらず65万ドル、翌2020年も70万ドルと大幅に上がることはありませんでした。
しかも、2020年は新型コロナウイルス感染症の影響により、当初の年俸の37%にまで削減されてしまうことになります。
このように低迷を続けていた大谷選手の年俸ですが、2021年に年俸調停の権利を得てから状況が一変します。
年俸調停の権利・・・球団側が提示した年俸に対して異議を唱えられる権利のこと。
選手側も希望額を提示し、互いの中間額で合意に至ることが多い。
合意に至らない場合は年俸調停へと進み、調停官が球団側か選手側どちらかの言い分を採用して年俸が決まる。
権利を獲得するには、メジャーで3年以上の経験が必要。
この年俸調停の権利により2021年、2022年の2年で年俸850万ドルで合意。
これまでの年俸に比べて大きく跳ね上がることになりました。
そして2023年には、さらに大幅に年俸が上がることになります。
大谷翔平選手の父親の経歴についての記事はこちら!


大谷翔平の2023年年収がすごすぎる
大谷翔平選手の年俸は、メジャーリーグに移籍してから労使協定の壁により低迷を続けていました。
しかし、その後徐々に増額し2023年には急激に跳ね上がりメジャー最高額に!
年俸の他にスポンサー収入を含めた、大谷翔平選手の2023年年収はどれほどなのでしょうか。
2023年年俸は43億!メジャー最高額
2023年の大谷翔平選手の年俸は、3,000万ドル。
日本円にしてなんと43億円というすごい額で、合意となりました。
これは、メジャーリーグに移籍した日本人選手の中では最高額になります。
また、1年契約の年俸額の中ではメジャーリーガー最高額を更新しました。
しかし、シーズンMVPの受賞をはじめ、数々の受賞歴や実力がある大谷選手。
現在の年俸額では、まだまだ大谷選手の実力に見合ってはいないのではという指摘もあります。
大谷選手の活躍からすると、来シーズンにはさらに大きく金額が跳ね上がる可能性が十分ありますね!
2023年スポンサー収入合わせて収入は83億?
野球選手含めスポーツ選手の収入は、実は年俸だけではありません。
スポンサー契約をしている企業からの収入、つまりスポンサー収入もあります。
大谷選手とぜひともスポンサー契約をしたいという企業は多く、現在は17社が契約しています。
そのため年俸とスポンサー収入を合わせて、収入の合計は日本円にして83億円にのぼるとまで言われています。
これは、2023年のメジャーリーガーの中でトップの収入となります。



大谷選手の勢いがそのまま数字として表れているね!



83億円の収入・・。すごいなあ!
大谷翔平のスポンサー一覧は?
メジャーリーガーをはじめ多くのスポーツ選手は、年俸収入に次いでスポンサー収入も大きな収入源となっています。
大谷翔平選手のスポンサーはなんと17社。
これは、現役メジャーリーガーの中でも最多の契約数となっています。
大谷翔平選手の主なスポンサー一覧は、以下の通りです。
企業名 | 業種 |
---|---|
ファナティクス | スポーツメーカー |
アシックス | スポーツメーカー |
デサント | スポーツメーカー |
オークリー | スポーツメーカー |
三菱UFJファイナンシャル・グループ | 金融 |
FTX | 暗号取引資産所 |
HUGOBOSS | アパレルメーカー |
セイコー | 時計メーカー |
コーセー「雪肌精」 | 化粧品メーカー |
興和 | 製薬会社 |
ザバス | プロテインメーカー |
JAL | 航空会社 |
ポルシェ | 高級スポーツカーメーカー |
よく耳にする有名企業が多く並んでいますね。
その中でもスポーツメーカーや健康に関する会社が多い傾向となっています。
大谷選手の実力や人気となれば多くの会社がスポンサーにと名乗りを上げるでしょうが、契約さえできればどこの会社でもいいというわけではなさそうです。
スポンサー収入といった金銭の他にも物品など多くのサポートを受けることができるのが、スポンサー契約の利点。
大谷翔平選手は、野球選手として活躍するにあたって受けられるサポートもきちんと考えながら契約する会社を選択しているようですね。
スポンサーが大幅に増えたきっかけは、2021年にメジャーリーグ年間MVPを受賞したことです。
2023年に行われたWBCの活躍を受け、さらにオファーは増加。
約40社からぜひスポンサーにとオファーがあるそうです。
「なんとしても大谷選手と契約したい!」と1年契約で3~4億円を提示する会社まで現れています。
大谷選手ほどの影響力のある選手なら、ぜひ自社製品を使ってPRしてほしいと思うでしょう。
2022年のスポンサー契約料は推定2,000万ドルで、日本円にすると約29億5,000万円になります。
このことから推測すると、2023年は30億円越えはほぼ確実ではないのでしょうか。



30億円・・想像つかない額だなあ・・。
また、大谷翔平選手の活躍により所属しているチーム、ロサンゼルス・エンゼルスにもスポンサーが増えています。
新たに船井電機とJAEエレクトロニクスの2社が、エンゼルスのスポンサーとして加わりました。
大谷選手の影響が所属チームにまで及んでいるのは、驚きですね!
大谷翔平選手の母親の脅威の学歴についてはこちら


大谷翔平の2024年の年俸はいくら?考察してみた
ここで気になるのは、来年の年俸はいくらになるのかですよね。
大谷選手の来季年俸額は、シーズン中の今から多くの人が注目し、予想が飛び交っています。
2024年の年俸は、5億ドルから6億ドル、日本円で645億円から774億円と予想する人が多いようです。
またさらに上の金額を予想する人もいて、61億ドルつまり801億円と規格外の価格になるのではないかという意見も見られます。



もう高額すぎて予想がつかない・・。
エンゼルス以外にも大谷選手を欲しているチームは多くあります。
2023年のシーズン終了後にFA権を獲得するので、各球団による争奪戦が行われることが予想されます。
そのため、ぜひ大谷選手を獲得したいと高額の年俸を提示してくるでしょうね。
2023年のシーズン終了後には、大谷選手の動向だけでなく各球団の動きにも要注目ですね!
まとめ
今回は、大谷翔平選手の年俸推移や2023年の年収などについて調査していきました。
その結果、
・日本ハム時代には3年目にして億越えの年俸
・エンゼルス入団当初は労使協定により安い年俸に
・年俸調停の権利獲得から大幅に年俸が増額
・2023年の年俸とスポンサー収入合わせてメジャーでトップ!
・大谷選手のスポンサーはスポーツメーカーなど17社
ということがわかってきました。
日々、投打ともに素晴らしいプレーを見せてくれる大谷翔平選手。
高額の年俸やスポンサー収入も納得ですね!
大谷選手のプレーはもちろん、年俸事情も含めてこれからも注目していきましょう。
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