小柄な体型ながらも、パワフルな走りで大学時代から世代トップに君臨している長距離選手の加世田梨花選手。
ダイハツ陸上部に所属していますが、2023年夏に行われるブダペスト世界陸上競技選手権大会のマラソン日本代表に選出されるなどの活躍をしています。
そこで今回は、そんな加世田梨花選手について、
●加世田梨花wiki風プロフィール
●加世田梨花の生い立ち!学歴やマラソンの成績は?
●加世田梨花の経歴は?
●加世田梨花の兄もランナーで家族構成は?
についてまとめていきます。
加世田梨花(かせだりか)wiki風プロフィール

●名前:加世田梨花(かせだ りか)
●出身地:千葉県
●競技:陸上競技
●種目:長距離走
●所属:ダイハツ工業
千葉県に生まれ、小学校時代はミニバスをしていた加世田梨花選手。
そのミニバスを通して、『長く走る』ことが自分の特技だと気づき、その特技を伸ばしてみたいということがきっかけで、陸上を開始しました。
大学時代には全日本学生女子駅伝のメンバーに選出され、1年生ながら最長区間である5区を任されたことで話題に。
結果、熾烈な種争いを制しトップでタスキを渡したことで12年ぶり2回目の優勝を勝ち取りました。

小柄な体型なのにすごいスタミナ!本当にすごい選手だわ!
年齢は?


加世田梨花選手の生年月日は1999年3月2日。
2023年7月時点で24歳になります。



とても可愛らしい選手だから、24歳ということにびっくりしたよ!



確かに!だけど、既に社会人とし働いているのよ!
学生時代からすごい実績を残している彼女ですが、長距離選手の自己ベスト記録を出す年齢が24歳~30歳までと言われているので、今後まだまだ活躍が見込める選手と言えるのではないでしょうか。
身長は?


加世田梨花選手の第一印象は『とにかく小柄』ということでしょう。
そんな加世田梨花選手の身長は147㎝です。





他の選手と比較すると、頭一個分くらい小さいわね!
短距離選手だと高身長の方が足の長さの分、尺が長いため有利だと言われていますが、長距離選手の場合は、比較的小柄の方が有利なこともあるようです。
身長が低い長距離選手のメリットとデメリットは以下の通り。
●メリット:ピッチ走法に向いているため、寮距離選手向きと言える
●デメリット:どうしてもストライドが短くなるため、長くする工夫が必要
とのこと。
背が低い長距離選手のメリットとしては、歩幅が短いため必然的にストライド走法ではなく、ピッチ走法での走りに特化することができます。
そのため、長距離選手には向いているのですが、デメリットとしては、ストライドがどうしても短くなるため、ストライドが長い人と比べてどうしてもタイムが出にくい傾向があるとのことです。
結果、タイムを出したい場合はストライドを長くするためのトレーニングが必要になってくる場合も。
●ストライド走法:長距離にいてその歩幅を大きくとる、あるいは身長より歩幅を大きくとってスピードを維持する走法
●ピッチ走法:長距離走で歩幅を比較的狭くし、その分脚の開店を速くする手法
ちなみに、加世田梨花選手はストライド走法で走っていることが多いとのこと。



身長が低いながらも、スタミナが豊富で一定のスピードを維持して走ることができるんだって!
体重は?


身長147㎝の加世田梨花選手の体重は39㎏です。
陸上選手にとって、体重は勝敗に大きく関係してくることから非常に重要と言われています。
陸上競技での適正体重は、競技種目や身長によって違いますが、社会人の長距離選手の場合は、自分の身長から115~200を引いた数値が適正体重とされているとのこと。
そうなると、加世田梨花選手の場合は、32㎏~27㎏が適正体重となるのですが、ここまで体重が軽すぎると健康を害したり、事故を起こしやすくなったりするため、現在の体重である39㎏が加世田梨花選手にとっての適正体重と言えるのかもしれませんね。



確かに、30㎏前半や20㎏の体重となると、病的になってしまうよね!
加世田梨花(かせだりか)の生い立ち!学歴やマラソンの成績は?


【2005年/6歳】
市川市立百合台小学校入学
【2011年/12歳】
和洋国府台女子中学校入学
【2014年/15歳】
成田高等学校入学
【2017年/18歳】
名城大学入学
幼少期〜小学校時代


加世田梨花選手の出身小学校は、
市川市立百合台小学校
です。
千葉県市川市曽谷にある公立小学校で、1977年に開校しています。
幼少期時代についてはあまり明かされていませんが、小さい頃から走ることが好きだったのか、河川敷を走っていたというエピソードが。
前述したように、小学校時代はまだ陸上をしておらず、ミニバスをしていた加世田梨花選手。
ミニバス時代は、
背も低いし、特にうまくもなかったんです。
と当時を振り返っていましたが、バスケ部は小学校の陸上クラブに全員参加という決まりがあり、そこで初めて『長く走る』ことに出会ったとのこと。



そこで初めて、自分が他の友達より長く走ることが得意だと気づいたんだって!



そのことに気づいたからこそ、今では世界に通用する選手に成長したのね!
和洋国府台女子中学校:中学時代の成績とエピソード


加世田梨花選手の出身中学校は、
和洋国府台女子中学校
です。
この学校は中高一貫校で和洋女子大学の附属校となります。



中高一貫校に通っていたということは中学受験したのね!
小学校の時に気づいた特技を活かすために、中学校では陸上部に入部。
本格的に陸上を開始したのですが、中学時代は目立った成績を残せませんでした。
しかし、中学3年生の時には、
●第59回全日本中学校通信陸上競技大会:7位
●第67回千葉県中学校総合体育大会1500m:8位
という成績を残しました。



中学3年生になって才能がようやく開花し始めたんだね!
成田高等学校:高校時代の成績とエピソード


中学校を卒業した加世田梨花選手は、附属高校に進学することなく、
成田高校
に進学しました。


この高校の陸上部は県内屈指の強豪校で、卒業生には、
がいます。



陸上部の功績を考えた上で、成田高校への進学を決めたんだろうね!



元マラソン選手も増田明美さんが卒業生だったことから、加世田梨花選手は『増田2世』って言われてたんだって!
しかし、高校でも1、2年生の時は全国大会での優勝は経験できなかったのですが、2年生の時は、
●和歌山インターハイ3000m:5位
●第70回国民体育大会・少年A3000m:5位
という成績を残し、3年生の時には、さらに実力を発揮し、
●全国女子駅伝2区:区間賞
●アジアクロスカントリー選手権:個人4位、団体銀メダル
●岡山インターハイ3000m:8位
●U20世界選手権5000m:8位
●第71回国民体育大会少年A3000:3位
●全国高校駅伝1区:区間5位



アジアクロスカントリー選手権とU20世界選手権では日本代表に選ばれたんだって!
以上のように、ジュニアクラスでは圧倒的な強さを発揮していました。
名城大学:大学時代の成績とエピソード


高校を卒業した加世田梨花選手は、
名城大学
の法学部に進学。
高校卒業時には多くの実業団から誘いを受けていたのですが、それを全て断り名城大学への進学を決めました。
名城大学は愛知県名古屋市の私立大学で、部活動に力を入れており、さまざまな部活動で輝かしい成績を残している大学なのですが、特に長距離においては全国でもトップ3に入る強豪大学として知られています。



だから加世田梨花選手も成城大学を選んだんでしょうね!
大学1年生からエースとして活躍し、全日本大学女子駅伝には4年連続出場。


その全てで優勝しています。
また、3年生と4年生では区間賞、4年生では区間新記録と素晴らしい功績を残しました。
その他の大学時代の成績を以下にまとめています。
【1年生】
●全国女子駅伝1区:区間4位
●クロスカントリー日本選手権ジュニア6㎞:4位
●世界クロスカントリー選手権ジュニア6㎞:22位
●日本学生個人5000m:優勝
●日本インカレ5000m:2位
●大学女子選抜(富士山女子)駅伝5区:区間3位
【2年生】
●全国女子駅伝1区:区間6位
●クロスカントリー日本選手権シニア8㎞:5位
●アジアクロスカントリー選手権シニア8㎞:9位
●世界大学クロスカントリー選手権9㎞:個人銀メダル、団体金メダル
●日本インカレ10000m:1位
●大学女性選抜(富士山女子)駅伝5区:区間賞
【3年生】
●クロスカントリー日本選手権シニア8㎞:7位
●日本学生女子(まつえレディース)ハーフマラソン:2位
●第103回日本選手権(福岡)5000m:11位
●日本インカレ10000m:3位
●第30回夏季ユニバーシアード・ナポリ大会ハーフマラソン:個人銀メダル、団体金メダル
●大学女子選抜(富士山女子)駅伝5区:区間賞
【4年生】
●全国女子駅伝1区:区間11位
●クロスカントリー日本選手権シニア8㎞:7位
●日本インカレ5000m:2位
●日本インカレ10000m:優勝
●第104回日本選手権(大阪)10000m:9位
●大学女子選抜(富士山女子)駅伝5区:区間3位



これだけの成績を残したことで、『大学ナンバー1ランナー』と呼ばれることになったのよ!
加世田梨花の経歴は?


大学を卒業した加世田梨花選手は、
ダイハツ工業
に入社。


中学校から陸上の才能を開花し、大学では『大学ナンバー1ランナー』と言われるほどの選手になった加世田梨花選手は、大学卒業後の2021年4月から『ダイハツ工業』に入社し、社会人として働いています。
それと並行し、マラソン選手としても活躍しており、
●第105回日本選手権5000m:9位
●実業団女子駅伝3区:区間10位、ダイハツ5位
という成績を残しています。



ダイハツは実業団陸上の中でも強豪として知られているんだ!


そして、入社2年目のベルリンマラソンでは、日本歴代10位の『2時間21分55秒』を記録し、2023年の夏にブタペストで開催される世界陸上選手権大会のマラソン日本代表に選出されました。
加世田梨花の兄もランナーで家族構成は?


加世田梨花選手の家族構成は、
父親・母親・兄・加世田梨花
の4人です。
父親と母親の情報はほとんどなかったのですが、父親は『加世田孝之(かせだたかゆき)』さんと言い、自身のFacebookで度々娘の加世田梨花選手について投稿していました。


上記の投稿では、家族で孝之さんの実家である九州に帰省旅行した時の写真がアップされています。
そして、以下の投稿では、加世田梨花選手の大学卒業を報告しています。


母親については名前などもわかっていないのですが、家族写真で一緒に映っている女性が母親と思われます。
そして、加世田家は加世田梨花選手の兄も陸上選手として活躍しているんです。
兄:加世田雅之


雅之さんは加世田梨花選手の2つ上ということで、現在26歳。
学年は3つ離れているとのことです。
雅之さんは立教大学出身で、大学時代には箱根駅伝の予選会にも出場。
現在は、東京を拠点にランニング活動を行うランニングサークル『GRlab関東』に所属し、陸上を続けています。
26歳ということなので、どこかの企業で就職していると思うのですが、務めている会社などはわかっていません。
兄妹仲は非常によく、Twitterで以下のようなやり取りが投稿されていました。







とても仲が良いことが伺える内容よね!



兄妹揃って陸上をしているということで、お互いの気持ちがわかるからこそ、理解し話も合うんだろうね!
まとめ
今回は、世界大会への出場が決まった加世田梨花選手について紹介してきました。
中学生の頃から陸上を開始し、すぐに才能を開花させることはできませんでしたが、高校に入り徐々に功績を残るようになった加世田梨花選手。
小柄で可愛らしい体型ながら『大学ナンバー1ランナー』と言われるまでになり、今度は世界で向けての戦いが始まります。
どんな成績を残してくれるのか楽しみですね。
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