日本の陸上競技選手で現在は東レに所属しているサニブラウン・アブデル・ハキーム選手。
ブダペスト世界選手権の日本内定選手に向けて現在もさまざまなレースへ出場しています。
先日の日本選手権の決勝では「左脚がつった」とレース中盤からスピードを緩め、10秒59で8位に沈みましたが、世界陸連コンチネンタルツアー・ゴールドの男子100mでは8位となりました。
今回は、数々の記録を持つサニブラウン選手の経歴や生い立ち、また、家族や熱愛の噂など、プライベートな部分まで掘り下げて調査してみたいと思います!
サニブラウンのプロフィール

サニブラウン・アブデル・ハキーム(Abdul Hakim Sani Brown)選手は日本の陸上競技選手で、専門は短距離走です。
身長184cm、体重75kg。100mと200mの日本記録保持者です。
主な戦績として、
●2017年
世界陸上パリ大会に出場し、100mで準決勝に進出
●2018年
ジャカルタ・アジア大会で100m、200mの2種目で金メダルを獲得
●2019年
ドーハ世界陸上大会に出場し、100mで8位入賞
●2020年
東京オリンピックでは、200mで代表
●2022年
オレゴン世界陸上大会に出場し、100mで日本人初の決勝進出を果たし、決勝では10秒06で7位入賞
現在のサニブラウン・アブデル・ハキーム選手は、アメリカ合衆国フロリダ州でトレーニングを積んでいます。
サニブラウン選手は、2022年12月に、アメリカのスポーツマネージメント会社であるIMGと契約し、アメリカに移住しました。
サニブラウン選手は、IMGと契約したことで、アメリカのトップアスリートと同じトレーニング環境でトレーニングを積むことができるようになりました。
サニブラウン選手は、今後も日本陸上競技界を牽引していく期待の若手選手です。
彼の活躍から目が離せません。
サニブラウンの生い立ち
1999年3月6日福岡県北九州市に生まれ、父親はガーナ人、母親は日本人のハーフです。
サニブラウン選手の本名はサニブラウン(名字)アブデル・ハキーム(名)で、祖父が名付けたと言います。
名前の由来などは公にはされていませんが、アブドゥルはアラビア語で「神のしもべ」、ハキームは「知恵ある者」を意味します。
小学校3年生(港区立お台場学園港陽小学校)から陸上競技を始めました。それまでは父の影響でサッカーに打ち込んでいたそうです。
城西大学附属城西中学校・高等学校に進学。
中学時代は全国中学校陸上競技選手権大会で100mと200mの2冠を達成しました。
13歳で100mで10秒60の日本ジュニア記録を樹立。
16歳で日本選手権100mで優勝し、日本代表に選出。
2015年には世界ユース陸上競技選手権大会で100mと200mの2冠を達成しました。
このときの200mのタイムは20秒34で、日本高校記録と世界ユース歴代2位の記録でした。
高校卒業後は引退後の進路も考えて米国留学を決意したサニブラウン選手。
アメリカのフロリダ大学に留学し、NCAA(全米大学体育協会)の陸上競技チームに所属しました。アスリートとして結果を残すだけではなく、学業でも一定の成績を収めることが要求されるうえ、トレーニング方法など含め、大学1年目は戸惑いの日々だったといいます。
2017年には世界陸上競技選手権大会に出場し、200mで決勝に進出。このときのタイムは20秒32で、日本記録を更新しました。
2018年には日本選手権で100mと200mの2冠を達成し、アジア競技大会では200mで金メダルを獲得しました。
しかし、その後は故障に悩まされますが、2021年には復活を果たし、日本選手権では100mで9秒97(追い風参考記録)、200mで19秒99(日本新記録)をマークし、2冠を達成しました。
サニブラウンの家族構成
サニブラウン選手は父、母、サニブラウン選手、弟の4人家族です。
父:サニブラウン・アブデル・ラティフ
母:サニブラウン明子
弟:サニブラウン・アブデル・ハナン
父親の職業

サニブラウン選手の父親、ラティフさんはガーナ国籍で、精悍でがっしりした体型をされています。
現在は東京都内でスポーツバーを経営しています。詳しい場所ははっきりしていませんが、パブリックビューイングもできるスポーツバーとのこと。
若い頃はガーナで、プロではないものの、サッカーをされていたそうです。サニブラウン選手はその影響で幼少期にサッカーをしていました。
母親の職業

サニブラウン選手の母、明子さんは高校卒業後デザイン専門学校へ進学したのち、スポーツメーカーに就職し、現在も勤務されているそうです。
明子さんは福岡県立宗像高等学校時代に100mと100mハードルでインターハイ出場経験を持っています。
サニブラウン選手はアスリート一家に生まれたということになります。
明子さんははっきりした顔立ちで、外国人やハーフと噂されることがありますが、日本人とのことです。
サニブラウンの兄弟はどんな人?
サニブラウン選手の弟、ハナンさんは現在、サッカーJ1のアビスパ福岡の、U-18に登録され活躍しています。
高円宮杯U-18サッカーリーグプリンスリーグ九州に登録、ポジションはFWです。
2006年7月生まれでサニブラウン選手とは7歳離れています。身長は181cmとのこと。
弟のハナンさんも、小学生のころに『全国小学校交流大会東京都代表選考会 小学3・4年』の部で入賞されています。
サニブラウン選手、弟のハナンさんともに両親の運動能力の高さが受け継がれていると言えそうです。
サニブラウン選手は自分の家族を「自分の原動力」と表現しています。サニブラウン選手の家族構成は、多文化で多才な一家であることがわかります。
それぞれに夢を追いかけており、サニブラウン選手もその一員として活躍しています。
サニブラウンの彼女や熱愛の噂

サニブラウン選手に現在熱愛の噂はありません。過去にもそういった噂はありませんでした。
2021年2月、フジテレビ『ボクらの時代』にバドミントンの桃田賢斗選手、陸上・走り幅跳びの橋岡優輝選手とともに出演したサニブラウン選手は、「彼女は?」という話の流れのなかで「何でも1人で行きますよ」と発言。
「富士急ハイランドなら全然一人で行ける」
「好きなときに飯食えるし、好きなときに休憩できるし、好きなときに帰れる」
「待ち時間はマンガ読んでればいいんでしょ?」
と、かなりのマイペースのようです。
「たぶん、自己中だから陸上やってると思います」というサニブラウン選手。
一人でいるほうが気楽で良いという考えのようです。
しかし学生時代はかなりモテていたという情報もあります。
いまは彼女の存在よりも、陸上に打ち込むことのほうを最優先していると思われます。
サニブラウンの結婚について

出典:https://www.rikujyokyogi.co.jp
サニブラウン選手は現在、結婚はしていません。
一人が好きというサニブラウン選手はまだ23歳と若く、恋愛や結婚についてはまだ先のことと考えているのかもしれません。
サニブラウン選手は2017年にインタビューで、「結婚は、まだ先のこと。今は、陸上競技に集中したい。」と語っています。
また、2020年には、「結婚したい相手は、自分のことを支えてくれる人。
そして、自分のことを理解してくれる人」と語っています。
まとめ
サニブラウン選手は現在、付き合っている彼女や熱愛の噂はありませんでした。
結婚の予定もまだないようです。
ガーナ国籍を持ちサッカーの経験のある父と、インターハイ出場経験を持つ日本人の母のもとに生まれ、アスリート一家として成長したサニブラウン選手。
現在は陸上に打ち込む日々が続いていると思われます。
2023年8月に開催される『世界陸上2023ブダプペスト』でも代表入りして、100m走やリレーにも出場しますので、大会での活躍が期待されています。
これからもサニブラウン選手の活躍を応援していきたいと思います!