世界陸上2023ブダペストの競歩代表に選ばれた藤井菜々子選手。
東京オリンピック2020に出場し、やオレゴン世界陸上2022では20km競歩で6位入賞する活躍を見せたのは記憶に新しいですよね。
実力があるだけではなく、キュートな笑顔がかわいいと評判です。
藤井菜々子選手は陸上を始めた当初は中距離の選手でした。
それが高校2年の時、あるきっかけで競歩への転向を余儀なくされます。
競歩は見た目以上に過酷な競技ですが、あんなかわいい女の子がどうして競歩を続けているの気になりますよね。
藤井菜々子選手のことがもっと知りたいという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は以下のことについてまとめてみました。
- 藤井菜々子のプロフィールが知りたい
- 藤井菜々子が競歩を始めたきっかけは?
- 藤井菜々子の経歴が知りたい
- 藤井菜々子の家族はどんな人?
それではいってみましょう!
藤井菜々子のWikiプロフィール
ここでは、藤井菜々子選手のプロフィールと生い立ちについて紹介していきます。
<藤井菜々子プロフィール>
名前:藤井菜々子(ふじいななこ)
生年月日:1999年5月7日 24歳(2023年7月現在)
出身地:福岡県那珂川市
愛称:ななお、ななすけ、ななこ
競技:陸上
種目;競歩
所属;エディオン
藤井菜々子選手は福岡県那珂川市の出身です。
子供のころから走るのが大好きで、小学校低学年の頃に学校のマラソン大会で優勝するなど徐々に頭角をあらわしてきました。
陸上を始めたのは小学校3年生の頃、父親の仕事で山口県光市に住んでいた時でした。
中学では陸上部に所属し、中距離選手として活躍しました。
高校は駅伝を走りたいという理由で長距離の強豪校へ入学します。
しかし、高校1年の時に左脛を疲労骨折してしまいます。
それからリハビリに励みますが、監督に競歩への転向を勧められます。
一度は断りますが、「体力づくりのために一度出てみろ」と言われ予選に出場。
その後頭角をあらわし、2年と3年のインターハイの5000m競歩で優勝しました。
藤井菜々子の学歴
ここでは、藤井菜々子選手の学歴を紹介します。
<学歴>
2012年4月 那珂川北中学入学
2015年3月 那珂川北中学卒業
2018年3月 北九州市立高校入学
2018年3月 北九州市立高校卒業
藤井菜々子の小学校は?
藤井菜々子選手がどこの小学校に通っていたかは、残念ながら明らかになっていません。
父親の仕事の転勤のため、低学年の頃は山口県光市に住んでいました。
子供の頃から走ることが大好きで、1年生と2年生の時に校内のマラソン大会で優勝したそうです。
市民ランナーであった友人の父親の勧めで、光市にある陸上のクラブチームに所属します。
小学校4年生の時に福岡に戻りましたが、福岡でも地元のクラブチームに所属しました。
小学校時代の藤井菜々子選手は、特定の種目ではなく、短距離から中距離、クロスカントリーなど様々な
種目に挑戦していました。
とても活動的な女の子であったと想像できますね。
中学校は那珂川北中学
藤井菜々子選手の出身中学は那珂川北中学です。
中学校では陸上部に所属しました。
中学生になっても地元のクラブチームの所属は続けていて、陸上部とクラブチームを掛け持ちで練習していました。
中学時代の藤井菜々子選手は短距離よりも長距離の方が好きだったため、主に800mや1500mなど中距離をメインに練習していました。
福岡県の大会で1500mで6位入賞を果たしたこともありますが、標準記録突破にわずか0.5秒足りず、惜しくも全日本中学選手権への出場を逃しました。
高校は北九州市立高校
藤井菜々子選手の出身高校は北九州市立高校です。
藤井菜々子選手は全国高校駅伝(通称:都大路)に出場したいという思いから駅伝の強豪校である北九州市立高校への進学を決断しました。
北九州市立高校は、藤井菜々子選手が1年生の時に都大路に出場を果たし、見事8位入賞となりましたが、残念ながら藤井菜々子選手はこの時は補欠だったため、出場はかないませんでした。
来年こそは自分も出場したいと思っていた1年生の冬に左脛を疲労骨折してしまいます。
結果としてこれが藤井菜々子選手の転機となりました。
リハビリを兼ねて競歩の練習に参加している時、監督に競歩への転向を勧められたのです。
走ることが大好きな藤井菜々子選手は一度は断りましたが、怪我が治ったとしても中距離は選手層も厚く自分が試合に出られない状況もあり、試しに競歩の予選会だけ出ることにしました。
なんと、その予選会で2位に入り、更に出場した県大会では優勝します。
その後も大会に出場するたびにタイムは縮まり、2年のインターハイでは遂に優勝を果たします。
そして国体では、オリンピアンの岡田久美子選手に次いで2位という素晴らしい結果を残します。
競歩を続けながらも『あくまでも自分は長距離選手だ』と思っていたようですが、岡田久美子選手と話をしたことで、『競歩で世界を目指すものありかも』と考えるようになりました。
『走りたい』という気持ちと裏腹に、競歩でめきめきと力をつける複雑な高校3年間だったようです。
高校卒業後は大学に進学せずにエディオンに入社しました。
藤井菜々子の経歴
走るか競歩か迷った挙句、競歩を続けると決めエディオンに入社した藤井菜々子選手。
ここでは、社会人になってからの主な成績をまとめてみました。
2019年世界選手権 7位
2019年9月、世界陸上ドーハ大会で藤井菜々子選手は女子20km競歩に出場。
見事7位入賞を果たしました。
厳しい気候条件の中、1時間34分50秒でゴール。
岡田久美子選手は6位に入り、日本人女子史上初のダブル入賞となりました。
2020年3月 全日本競歩能美大会 20km女子優勝
2020年3月、全日本競歩能美大会で藤井菜々子選手は女子20kmで優勝しました。
優勝タイムは1時間32分20秒。
この結果により、東京オリンピック日本代表に内定しました。
2021年東京オリンピック2020 女子20km競歩 13位
新型コロナの影響により、1年延期となった東京オリンピック2020。
藤井菜々子選手は女子20km競歩に出場。
タイムは1時間31分55秒で13位となり、惜しくも入賞を逃しました。
2022年世界陸上 女子20km競歩 6位
2022年7月、藤井菜々子選手は世界陸上オレゴン大会の女子20km競歩に出場。
この大会も新型コロナの影響で1年遅れての開催となりました。
藤井菜々子選手は徐々にペースを上げていくレースを展開し、1時間29分01秒でフィニッシュ。
世界選手権の日本人最高タイとなる6位入賞を果たしました。
ファイナルラップは5位だったのですが、最後に中国の選手に抜かれての6位。
それでも、2大会連続の入賞は立派な成績だと思います。
2023年2月 日本選手権 女子20km競歩 1位
2023年2月、藤井菜々子選手は日本選手権女子20km競歩に出場。
1時間29分54秒で二度目の優勝を果たしました。
前回覇者の岡田久美子選手との一騎打ちとなりましたが、5kmすぎから徐々に引き離していき、後半は藤井菜々子選手の一人旅となったレースでした。
しかしながら、世界陸上2023ブタペスト大会の『派遣設定記録(1時間28分30秒)を破っての優勝』には届かず、この大会での代表内定は残念ながらなりませんでした。
その後、藤井菜々子選手は世界陸上2023ブタペスト大会の女子20km競歩の日本代表入りが決定しました。
藤井菜々子の家族構成
藤井菜々子選手の家族構成を紹介します。
ご両親がインタビューに答えているのはあるのですが、その中でご兄弟の話は出てきていませんので、家族構成はご両親と藤井菜々子選手の3人家族ではないかと考えられます。
- 父親;藤井考樹さん
- 母親:藤井真由美さん
父親は藤井考樹さん
お父さんの職業についての情報は見つかりませんでしたが、50歳を超えた現在でも市民ランナーとしてマラソン大会に
出場しているようです。
本当に走ることが好きなんですね。
母親は藤井真由美さん
お母さんに関しても職業についての情報は見つかりませんでした。しかし、お母さんも学生時代は短距離選手として活躍していたそうです。
まとめ
ここまで、藤井菜々子選手の生い立ちや経歴、家族構成などを紹介してきました。
まとめると以下のようになります。
・陸上を始めたのは小学校3年生の時
・中学校では中距離選手として活躍
・高校2年の時、怪我をきっかけに競歩へ転向
・実業団入り後は数々の世界大会で好成績を残す
となります。
世界陸上2023ブダペストの競歩代表に選ばれた藤井菜々子選手。
近年、様々なスポーツで日本人選手が活躍していますが、競歩も例外ではありません。
東京オリンピックでは男子競歩で金メダルを獲得、前回の世界陸上オレゴン大会では男女合わせてメダル3つ、
入賞2つと世界を席巻しています。
今回のブタペスト大会でも更なる活躍が期待されます。
藤井菜々子選手のメダル獲得を期待して、みんなで応援しましょう!!